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放し飼い

“スリルとサスペンス”を書く前に、ちょっと面白ネタを拾ったので、そっちを先に書こう。

私はこのブログを更新したときは、真っ先に恋人にメールで知らせている、「芋更新しました」と。
それは、恋人が「いちばん」に読みたいだろうから。
そして、私も恋人の感想をいち早く聞きたいから。

そうすると、たいてい早いうちにメールか電話で感想を伝えてきてくれる。
(ついでに文字校正もしてくれるので、助かってますwww)

で、今回も。
前記事を更新したら、その日の仕事帰りのスキマタイムに電話をくれた。
第一声が「自由だねえ(笑)」だった。
え?ナニが?

恋人曰く、「アナタ、よく断りもなく私のことをあれやこれや書いてくれるわよね(笑)」。
えええ~(^^;)?
いや、だって、ここは基本的に恋愛ブログなんだから、恋人とのことを書かずしてどうしますか?

そうなんだけど、メールやツイッターのふたりっきりのやりとりを恥かしげもなく暴露するじゃない?

あ…そっちか(^^;)。

別にぜんぜんイヤじゃないよ、私のこと書かれてもそれは構わない。
構わないんだけど、他のブログなんかだとさ、「これ以上は恋人から書くなと言われてるので書けませーんw」的なのってあるじゃない?
そういうのって、ウチにはまったくないよね(笑)。


ま、まあ確かに、よっぽどでなければ基本的に無断で書いて、無断で更新してるけど(^^;)。
でも、「よっぽど」のときはアップする前に下書きを見せてたじゃない?
「この内容でいいですか?」って、ちゃんとお伺いを立ててたでしょ?

え?あれってそういう意味だったの?
単に、読者第1号さんに先に見せてあげるっていうサービスかと思ってたわ(笑)。


えー?違います!
あれは「校閲してくださいね」って意味で送ってたのに、それに気付いてなかったなんてこっちがビックリだわ。

ぜんぜんそんな風には思ってなかった(笑)。
だけどさ、パートナーが「これ以上書かないで」って止めるのは、例えば「恥ずかしいから」とか「イメージが壊れるから」って理由なんだろうけど、私にはそれはまったくないわー(笑)。
だから、なに書かれてもぜんぜんいいの、自由にしてくれてOKなんだけどさ、なんていうか…「放し飼い」(笑)?


は、放し飼い!?
じゃ、私はペットですか!?

「放し飼い」ねえ…喜んでいいんだか悪いんだか…うーん。
これまでも、いつだって子供扱いされてきたけど、今度はとうとうペットかよ(笑)。
きんちゃんとmamaさんみたいに、「信頼と尊敬」とかなんとか、カッコいい言葉でどうして表せないのかしら(笑)?

まあいいや、「なに書いてもOK」ってお墨付きをもらったんだから、このネタも堂々と書いてやる!
あとから「またあんなこと書いて~」とか言ってきても遅いんだからね、ふん(笑)。

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| 恋人のこと | 10:53 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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控えめな性格

前記事をupしたときの恋人の反応⇒「私もツーショット画像デビューが嬉しいです(笑)

IMG_4280-1.jpg

ハートの絵文字は嬉しいけど、ツーショット画像は初めてじゃないのに。
去年、『お魚ツアー』の記事で載せたことをお忘れか?

IMG_3187-1_20121111155647.jpg

ありゃ?どっちも私の後ろに恋人がすっぽり隠れてるわ(笑)。
どうしてだろう?
別に意識してはいないけど、単に恋人のほうが大きいから、そういう立ち位置になるだけかと思っていたが…。
いや、だけど横に並んでもいいはずだし…アレ(^^;)?

恋人にそのことを伝えると、「ブログのヘッダー画像と合ってるねw」だって。
え!?あ、これか!
IMG_2735.jpg
あっはっは、ホントだ(笑)。

この画像は私が撮った。
「芋」と「麦」の焼酎グラスは、一昨年の秋にL友たちと行ったチャリンコツアーの際、かっぱ橋商店街で見つけたモノ。
「芋」は当然自分用、「麦」は恋人へのお土産用。
(他に「米」もあったけど、あげるアテもなかったから買わなかった)
これを見つけて手に取っていたら、清兄から「これ撮ってブログのテンプレに貼れば?」って言われたんだった。

それから暫くして、ブログのテンプレ用にこの写真を撮った。
はじめは「芋」単体で撮ろうと思った、そのほうがここのブログタイトルにピッタリだから。
だけど、タイトルを離れて書いてる内容を見てみれば、既に「芋=私、麦=恋人」というイメージが出来上がってる。
だったら「芋」も「麦」も両方載せたほうがしっくりくるなあ。
構図はどうしようか?
ここは「私」のブログなんだし、「私=芋」が前に来てなきゃおかしいでしょ?
だから、私としては極々自然にこの構図になったんだけど、これを見たときの恋人の反応は…。

「芋」が「麦」を押しのけて前面に出ているやつ、
その位置関係にちょっと笑った(笑)。
こんな感じだと思うわ…ww


べ、別に「押しのけてる」ってワケじゃ…(^^;)。
いや、もしかして潜在意識がそうさせてるのか…?



…あ、分かった!
「押しのけてる」んじゃなくて、「後ろに隠れてる」が正解なんだと思う。
私が主体じゃなくて、恋人が主体。

但し、恥ずかしがって隠れてるのではない。
恥ずかしがるお年頃なんてとっくに過ぎている(笑)。
そうではなくて、「私はいいから、アナタが前にどうぞ」っていう控えめな性格。




「控えめ=おとなしい」ってイメージがあるけど、恋人の場合はそれとも違う。
滅多に怒らないし、感情が昂っても激しい表現はしないから、基本「穏やか」な人ではあるんだけど、豊富な語彙で心の機微を伝えることに関しては、ものすごく長けている。
(そこが『一目惚れ』の原点なのですw)
決して口数が少ないワケではないし、物事に感動しにくいワケでもない。

そうではなくて、人に対してすごく寛容なんだと思う。
ただ「甘やかす」のではなく、相手を尊重するということを常に忘れない人。
(何度も言いますが、そこが『憧れ』の原点なのですw)

ここのブログ主は私一人なワケだから、ブログを通じて知り合ったL友たちとの窓口も当然私になる。
読者の方々を含め、傍から見れば、恋人にはいつも「エモさんの恋人の(Qさん)」といった形容詞がついて回るのも自然なことだろう。

だから、人前に出るときはいつも私を立ててくれるというか、尊重してくれるというか、とにかく「エモの恋人」という立場を弁えてくれているように感じる。




恋人の目から見ると、私はどうやら「論理的」で「口が悪い」し、「せっかち」な上に「気が強く」、「頑固」で「めんどくさがりや」らしい。
こんな恋人がいたら、いっつもハラハラドキドキして身が持たないんじゃないか(笑)?
私だったら「まったくもう、危なっかしくて見てらんない!」って、あれやこれや手を出し口を挟みそうになるけれど。
それでも恋人は、いつも私を自由にさせていてくれる。

私に対して「何事も自己表現、自己演出、自己責任」という恋人のスタンスは、ブログに限らずどんなときも変わらない。
だからといって「我関せず」ということではなく、何か事が起こればいつだって私を助けてくれる。
落ち込んでいれば励ましてくれるし、頑張っていれば褒めてくれるし、困っていれば素晴らしいアイデアを出してくれる、頼もしい応援団。
だけど決して意見を押し付けてくることはない、「エモの思ったようにやればいいよ」と恋人はいつも言う。



ああ、そうか!
私の後ろに「隠れてる」んじゃなくて、私を後ろから「支えて」くれてるんだ。
前につんのめりそうになったら引っ張ってくれて、後ろに倒れそうになったら受け止めてくれて。
でも、たとえ私が横道に逸れそうになっても、そこで無理に軌道修正はしない、後ろから「ほら、あそこに山が見えるよ」と指をさして教えてくれることはあっても。
そして離れることなく付いてきてくれる。
それが恋人。

だから、私はいつだって安心して前を進むことができる。

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| 恋人のこと | 15:39 | comments:2 | trackbacks(-) | TOP↑

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カタチのないプレゼント

今年の誕生日に恋人がプレゼントしてくれたのはコレ↓。

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「今いちばんチケットが取りづらい噺家」と評判の、立川志の輔の独演会。
案の定この独演会のチケット、4日間も公演あるのに、恋人が申し込んでくれた先行予約の抽選には思いっきり外れるし、ふたりして参戦した一般前売も激戦だった。
発売と同時にネットで申し込んだにも拘らず、辛うじて2階の後方席がやっと取れたっていう具合(チケットは私が押さえたけど、ちゃーんと恋人が支払ってくれました^^;)
すごいねー、志の輔人気。

いや、だけどね、その人気っぷりもよく分かる。
だって面白いんだもの!

志の輔を聴くのはこれで二度目だけれど、今回の出し物は1時間半もある江戸人情噺の大ネタ『中村仲蔵』。
実在の歌舞伎役者を題材にしたこの噺を、志の輔はまさに大熱演してくれた。
落語で泣くっていうこともあるんだね。
大感動でした。




今、恋人と私の間で落語がちょっとしたブームになっている、今年後半に入ってから急に、だ。

これまで私は何度か落語を聞きに行ったことはあるけど、特に好きというほどでもなかった。
一方の恋人はというと、TVで見ることはあっても、わざわざ寄席に行くなどということは思いもつかなかったようだ。

恋人は以前から「自分は若いころから海外志向が強かったから、洋物ばかりに目を向けて日本の古典に触れることがなかった。一般人なら知っているようなことでも知らないことがときどきあって、それがややコンプレックス。今からでも出来ることなら吸収したいんだ」と言っていた。
へー、あんなに物知りな恋人でも、そんなこと思うのか。
私なんか、自分の興味ないことにはまったく無頓着なんだけどなあ(^^;)。

何にしても好奇心旺盛なのはいいこと。
んじゃ、手っ取り早いところで落語なんか聞いてみる?となった。
いや、そもそもはきんちゃんのお見舞いにどうかな?ってのが始まりだったんだけど(^^;)。
(そうやって「これ、いいんじゃない?」ってのをパッと思いつくのは、もうこの人の特技みたいなもんだと私は思っている)

まずは、人様に差し上げる前に自分たちで聞いてみなくっちゃ。
だけど、ひと口に落語って言っても誰のがいいんだろう?
どうやら今いちばんの人気噺家は志の輔らしい。
ほう、そんならちょっくら聴いてみますかね。

ってことでCDを借りて聴き始めたのがきっかけ。
そこからふたりして嵌ったというワケです。




得意とまでは言わないけれど、恋人に比べたら私のほうが多少『和』に馴染みがあると思う。
幼いころは商売柄、着物・三味線・長唄なんて類が身近にあった。
今でも長唄の会があると毎度母のお伴で引っ張り出される。
それに、和菓子作り(但し水ようかん限定でw)だって得意だし(笑)。

つまり何が言いたいのかというと、恋人が『和物』という私のテリトリーに歩み寄って来てくれたことが嬉しいということ。

これまで、登山にしろRUNにしろ恋人のほうが知識も経験も豊富で、そもそも私は「恋人と一緒にいる時間が増えるから」という動機で始めてるので、「ついて行きます」的な感覚がどこかあった。
(駅伝部の部長というのもホントに名ばかりで、実際はコーチポジションの恋人のほうが部員の信頼も厚いw)

それが今は、恋人の中に「こっち方面はエモのほうが得意そうだから、いろいろ教えてね」的な様子が見え隠れしてて、何とも居心地いいというか、健気で可愛いというか(笑)。



それともう一つ。

恋人は以前からしきりに「『静』の趣味と『動』の趣味をそれぞれ持つのが、人生を豊かにするコツなんだって。これ、大橋巨泉の受け売りだけど(笑)」と言ってた。

『動』の趣味は既に登山とRUNがある、それは恋人と“共通”の趣味。

そして今回、この誕生日のプレゼントを一緒に過ごした後、恋人がこう言ってくれた、「また来年、このイベントに来ようね!一緒に長く細く楽しめそうなことが見つかった予感、それが嬉しいじゃあーりませんか♪」。

『静』の趣味もまた、恋人と“共通”のものが見つかった。
そのことが、何よりも嬉しいプレゼントだった。

カタチは残らないモノだけど、ココロに思いっきり残る最高の贈り物を、どうもありがとう♪

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| 恋人のこと | 20:17 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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贈り物上手

恋人はプレゼントを見つけるのが本当に上手い。
誕生日、バレンタインデー、ホワイトデー、クリスマス、記念日…これまで幾度もプレゼントを贈り合っているけれど、その度に「やられた!」と思わされてきた。

それに引きかえ、私はどうも贈り物というものが苦手で。
毎度々々そういう時期が近付くと、「胃が痛む」とまでは言わないけれど、大抵数日間は悩む。
悩んで、悩んで、悩んだ挙句に「ねえ、何か欲しいものはないの?」と泣きつく。
だいたいこのパターン。

初めてのプレゼントのときは、ホントにお手上げだった。
「今いちばん欲しいものは…そうだねえ、時間と温もり…かな?」
ええ?いったいどうすりゃいいのよ!?
私の困った様子を見て、最近はちゃんとモノで答えてくれるけど(笑)。

恋人が私に「欲しいものは?」と聞いてくることは、まずない。
それなのに、「ええ!?よくこれを思いついたね~!」と驚かされるようなものばかり見つけてくる。
それは、ときに内心「欲しいなあ」と思っていたものドンピシャだったり、ときに私自身が欲しいと思いつくこともないようなもの、それでいてそのときの私にとって「あったらすごく嬉しいもの」だったりするのだ。



3年前の誕生日にはデジカメをもらった。
「これでさ、ブログに載せる写真撮りなよ」と言ってくれた。

私がブログを始めたことは、当初恋人には内緒にしていた。
暫く経ってからそのことを恋人に告げた。
もちろん恋人がいちばんの愛読者になってはくれたけど、恋人は「何事も自己表現、自己演出、自己責任。アナタが何を書こうと気にはしないよ」というスタンスだった。
関心がないワケではないが、私の自由も侵さないという、一定の距離を保ったオトナな対応をしてくれていた。

そんな恋人が「このデジカメでブログをもっと充実させたらいい」と応援してくれたことが、実はすごく嬉しかった。
今でもオトナな対応に変わりはないけれど(ときどき文字校正はしてくれるw)、あのときは、それまである距離を保っていたオトナな恋人が、私に一歩あゆみ寄ってきてくれたのを感じた。

本来飽き性な私が今でもこうして細々ながらもブログを続けられているのは、あのときのデジカメがあったからこそなのだと思っている。



一昨年の誕生日には、山グッズをもらった。

このころはちょうどふたりで山登りを始めたばかりで、「何事も形から入るのがエモ流部活術」の私はあれやこれやと小物を見つけては買い揃えていた。
その日も、恋人がプレゼントを渡しに来てくれる直前まで、私は山グッズを物色していた。

プレゼントを開けてビックリだった、だってさっき私が「これ買おうかな?いや、また今度にしよう」と思っていたものだったんだもの。
「もしかして、隠れて見てたんじゃないのか…?」と思ったくらいだ(笑)。

元々「山へ行こう」と言い出したのは恋人のほう、私は「恋人と一緒にいられる時間が増えるなら」という不純な動機で登山部へ入部したんだけれども、あれこれ揃え始めてしまったらすっかりその気になってしまっていた。
それまで同じ“趣味”と言えるものがなかったふたりだから、それを見つけられたってことがものすごく嬉しかった。

この日も美味しいカクテルを味わいながら、早速「もらったプレゼントはいつデビューできるかな?」の相談をした。
「今度は〇〇へ行ってみよう」という約束があることが、私をものすごく安心させてくれた。



去年の誕生日にはランニング用ウォークマンをもらった。
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腰痛が治った夏ごろからボチボチとジョギングは再開していたんだけど、やっぱり独りだとモチベーションを保つのが難しい。
そんなときにもらったウォークマン、なんてナイスなプレゼントなんだろう。
これのお蔭で、下がりかけてたモチベーションが一気に上がった。

しかも驚いたことに、恋人も自分用に色違いを買ったのだとか。
あんなに「オソロ」を嫌がってた恋人なのに、「お互い老後のための体力づくりのお供にしてみよう!(^^)」だって(笑)。

これがなければ、きっと私のランニングも続いてなかっただろうなあ。
今年になって駅伝大会に参加することができたのも、すべてはこのプレゼントのお蔭だったんだと思う。
感謝。






そして今年。
今年のプレゼントはこれまでとはまったく違っていた。
何故なら、それは“モノ”ではなかったから。
だけど、それはこれまで以上に思い出に残る、恋人が選びに選んだ逸品だった。

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| 恋人のこと | 17:07 | comments:4 | trackbacks(-) | TOP↑

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向田邦子の水ようかん その2

「水ようかん評論家」を自称していた向田邦子は、そのものズバリ『水羊羹』というエッセイを書いている(随筆集『眠る盃』に収められている)。
彼女の水ようかんに対する拘りとは、例えばこんなの。



まず水羊羹の命は切り口と角であります。宮本武蔵や眠狂四郎が、スパッと水を切ったらこうもなろうかというような鋭い切り口と、それこそ手が切れそうなとがった角がなくては、水羊羹といえないのです。

墨色の美しさは、水羊羹のうす墨の色にあるのです。はかなくて、もののあわれがあります。

水羊羹と、羊羹の区別のつかない男の子には、水羊羹を食べさせてはいけません。そういう野郎には、安ものの羊羹をあてがって置けばいいのです。

心を静めて、香りの高い新茶を丁寧にいれます。私は水羊羹の季節になると白磁のそばちょく(原文ママ)に京根来の茶卓を出します。

すだれ越しの自然光か、せめて昔風の、少し黄色っぽい電灯の下で味わいたいものです。

クーラーよりも、窓をあけて、自然の空気、自然の風の中で。

私は、ミリー・ヴァーノンの「スプリング・イズ・ヒア」が一番合うように思います。冷たいような甘いような、けだるいような、なまぬくいような歌は、水羊羹にピッタリに思います。

水羊羹は、ふたつ食べるものではありません。歯を食いしばって、一度にひとつで我慢しなくてはいけないのです。その代わり、その「ひとつ」を大事にしましょうよ。

水羊羹は江戸っ子のお金と同じです。宵越しをさせてはいけません。水気が滲み出てしまって、水っぽくなります。水っぽい水羊羹は始末に悪いのです。




ええ!?「一度にひとつで我慢しろ」と!?この私に!?
そんな殺生な…(涙)。
うーん、それを我慢してこその醍醐味なのだろうけど…けど…けどねえ(^^;)。
(1コをすんごくでっかく切ったらいいのか?と悪足掻きしてみるw)

まあいい、それは出来上がってから考えるとして、まずは作ってみようじゃないか!



前回作った、和菓子職人さんが教えてくれるレシピも本格的だったけど、今回のレシピはもっと凝ったものだった。
使う砂糖は前回ザラメだったけど、今回は三温糖と和三盆。
寒天だけでなく本葛粉も使う。
計量も慎重に、慎重に。
(ホントは道具も本格的に本馬毛の裏ごし器が欲しかったんだけど、これがまたいいお値段な上にどこにでも売ってるというシロモノではなく、ここだけは仕方なく妥協^^;)。

更に前回と違うのは、出来たあんこを一日寝かすということ。
なので、メインの作業が1日目になった。

あんこ作りの過程が「キラウエア!」なのは前回と同じだけど、一度学習してるからね、今回は火傷しないように深鍋にミトンを用意して。
それでも多少「アチッ!アチチッ!」とはなるワケで。
ま、これぐらい苦労して作ってこそ、出来上がったときの喜びが大きいのだから、そこは我慢、我慢です。

無事あんこが出来上がり、一日寝かせて、さて2日目。
早速朝から取りかかった、だってこの日は試食のために恋人を我が家に招いてたんだもん。
作業が終わって、あとは冷すだけ、フフフーン♪



そして出来たのがこちら。
IMG_3777.jpg
2つ乗ってるのはこの際目を瞑っていただくとして(^^;)、我が家には白磁のそば猪口も京根来の茶卓もないから、せめてもと思い、千鳥の銘々皿と黒文字でなんとかそれらしい雰囲気を出してみたんだけど…。

さて、肝心の切り口はこんな感じ。
IMG_3775.jpg
切るときはハラハラドキドキ。
息を止めて、ひと思いにスッと切らなきゃいけない。
宮本武蔵や眠狂四郎とまではいかないけど、ま、一応角は出来てるってことにしとこう(^^;)。

自分もまだ試食してないから、恋人に出すまで気が気じゃない。
失敗してたらどうしよう?
いやいや大丈夫、見た目には成功でしょう。
その二つが頭の中を駆け巡ってた。



恋人がやって来た。

風情あるすだれも、昔風の電灯もない。
自然の風だけじゃ耐えられそうにない猛暑日だったから、クーラーの効いた部屋へ通した。
温かい緑茶を淹れたけど、新茶じゃない。
ミリー・ヴァーノンのCDは持ってないから、youtubeで勘弁してもらった。

でもね、「貴女に食べてもらいたくて一生懸命作ったよ」っていう気持ちはたっぷり込めてある。
そう思って、恋人の前に水ようかんを差し出した。

「うん、美味しい!」のひと言、それを聞けただけで大満足だった。
当然恋人の欲目もあっての判定だと分かっちゃいるけど、それでも喜んで食べてくれたことが何より嬉しかった。



食べ終わって暫くしてから恋人が言った、「ねえ、私さあ…あんこはこしあんでもいいって思ったわ(笑)」だって!
でもアレ?アレレ?
「こしあん“でも”いい」なのか?
「こしあん“が”いい」じゃないのか?

ま、完全な宗旨替えとはいかないまでも、これまで「え~?あんこはやっぱりつぶあんだよ」と言っていた恋人に、こしあんの価値を認めさせたのだから、私にとっては快挙、快挙だろう。



こうして共通項がまた一つ増えたんだね。
付き合いが長くなるほどに、お互いの違いも分かり合えて、重なりも分かり合えて。
それでももっともっとこの人を深く知りたいと思う、まだまだ知らないアナタを見てみたいと思う。
「好き」って不思議な感情だね。


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ミリー・ヴァーノンの「スプリング・イズ・ヒア」とは、こんな曲です。


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| 恋人のこと | 19:08 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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