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薔薇に降る雨 2011

一昨年の6月に『薔薇に降る雨』というタイトルで記事を書いたことがあった。

さっき恋人から写メがあって、「以前写メを送ったバラ園にもまた寄ったよ」の言葉と共に5枚のバラの写真が添えられていた。
震災のバタバタでお彼岸のお墓参りができなかったから、今日は霊園に行ってきたんだそうな。
先祖を敬う心、季節を肌で感じようとする気持ち、恋人のそういうところが私は好きだし、尊敬している。

今日は朝からいいお天気だったのに、生憎と午後から崩れ、またしても『薔薇に降る雨』になってしまったようだ。
でも、雨に濡れたバラもまた風情があっていいと思う。
燦々と照る太陽に向かって大きく開く向日葵よりも、その花びらや葉に大粒の水滴を保ち、却って瑞々しさを主張するかのようなバラのほうが、私は好きだ。
強い生命力があるように思える。

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去年の暮れから続いていた私の中の「腑に落ちない」感が、やっと…本当にやっと「腑に落ちた」。
5ヶ月かかった、長かった。

この間恋人とも普通に過ごしていたし、L友たちとも大いに楽しく遊んでいた。
それでも心のどこかにいつも「宿題」を抱えていて、なんとも言えない不安感に襲われることが度々あった。
恋人が私に促した「自分を見つめ直す」という作業について、まったく手も足も出ない状態のままズルズルと時だけが経ち、いつの間にか目先の楽しさに忙しいフリをするようになっていた。
先月中頃、ほんの些細なすれ違いをきっかけに、いよいよ直面せざるを得ない状況になった。

201105221816523bb.jpg

分からないながらも、恋人のくれたヒントを頼りにやってみた。
「これで合っているのか」という戸惑いもあったし、「これをすることにどんな意味があるのか」という疑問も湧いてきた。
それでもやり続けたのは、恋人を失いたくない一心からだ。

誤解のないように言っておくと、恋人は「これをしなきゃもうつき合えない」などと条件を出したわけではない。
それをするかしないか、私がどちらを選択するのか、それを求めていただけだ。
ただ、恋人が以前から言っていた「ふたりで何かを育んでいきたいんだ」という希望を叶えるには、このハードルは避けて通れないものなのだろうと私は思った。

201105221816531dd.jpg

丸々2週間かけて煮詰まりながらも私が答えを出したとき、恋人はひとこと「驚いた」と言った。
恋人から見てこれまでの私に最も欠けていたもの、それを私が自力で見つけたことに驚いたらしい。

そこに辿り着くのにあちこちのサイト、それこそ学術っぽいものから自己啓発系のものまで、ホントにあちこち見て回ったから、自力とは言えない部分もあるけれど、それでも誰かに教えられるのではなく「自分で気付く」ことに意義があるということがよく分かった。
自己を知るということがこんなにも難しく、それを自らが受け入れることは更に大事なことだとは知らなかった。

ありのままの自分を知り、ありのままの自分を受け入れることで、私はやっと恋人と対等な立場に立てたと思う。

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恋人はよく抽象的な物言いをして私を困惑させるが、嘗て「ふたりで何かを育んでいく」ということを「一緒に苗木を育てていくようなこと」と言い換えてくれたことがある。

大事な木を守りたいなら、激しい風雨の中でも必死にならなきゃいけない。
自分が多少濡れようが構ってられないし、相手が尻込みしてたら「しっかりしろー!」ってハッパかけなきゃならない。
反対に、自分が相手に「こらーっ、守る気あんのかー」って怒鳴られることもある。
嵐が過ぎ去った後もなかなか大変だけど…
それより、嵐への対処法にも「加減」があるから、そもそも、もし命の危険があるようなら、木をあきらめるっていうこともあるね。
「こんなところにいたら、また雷が落ちるぞ」って判断もあるし、日頃のケアが悪いのか、たいした雨でもないのに折れやすい木もあるし。
誰と組んだって育て方が下手って人もいるよね。

植えたばかりの苗木や、まだ幹が全然太くない若木を育てていくにはそれなりの心構えがいるんだろうなー。
予測できる大変なことも、不慮の事態もあるんだろうね。
ただ、それでもやっぱり私は、自分の好きな人とは一緒に木を育てていきたいんだ。
どんな花が咲くか、どんな実がなるかわからないけれど、日々水をやったり陽にあてることを考えたり、木を育てているってこと自体に楽しみがあるから。


2011052218165265e.jpg

ふたりが出逢ってから今日でちょうど丸3年になる。
3年間のうちに苗木は少し成長したかもしれない、小さい花が開いたこともあったかもしれない。
でもこれからは、もっともっと大きな木に育てて、大きな美しい花を咲かせたいと思った。
今日恋人が見たバラのような美しい花を咲かせることができたらどんなに嬉しいだろう。

この木は目に見えない上に、私は忘れっぽい人間だから、つい水遣りを忘れることもある。
それでも好きな人となら、何かを一緒に育ててみたい。

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| ふたりのこと | 23:10 | comments:12 | trackbacks(-) | TOP↑

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