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匂いフェチ

割と匂いには敏感な方だと思う。
身の回りから合成洗剤・石油系化粧品を一切遠ざけてから、自分でも驚くほど鼻が利くようになった。
そうなると今度は化学合成の匂いがダメ。
エレベーターやジムの更衣室、電車の女性専用車両なんかだと、頭がクラクラすることがある。
自分ではいい気分なのだろうけど、香水を過剰に振りかけて他人の迷惑になってることに気がつかない女性は結構多い。
だから、『恋人になる人』は、できれば香水を使わない人でいてくれるとありがたいと思っていた。

4ヶ月のメル友期間を経て、今の恋人とやっと逢えるというとき、現れた彼女は何の匂いもしない人だった。
良かった。
逢って話してる最中、何かのきっかけで「香水ってつける?」って話になって、「ううん、使わないよ」と聞いたときはホッと安心した。

直接逢う前、4ヶ月間のメールのやりとりで、既に私は彼女のことを好きになり始めていた。
でも、このとき現れた彼女が、もしも香水の匂いをプンプンさせているような女性だったら、多分私はその場でサヨナラしていただろうな。
若しくは、「アタシのために香水やめて~!」って泣いて頼んだか(笑)。

ところが、何度目かに逢ったとき、微かに彼女からいい香りが漂ってきた。
多分、これまで以上に接近した位置に座ったせいなのだろう。
ほんの僅かだが、確かに何か匂う、でも全然いやな香りじゃない。
おかしいな、香水つけないって言ってたのに…。
「いい香りするけど、何かつけてる?」と聞いたが、答えはやっぱり「ううん、つけてないよ」だった。
…え?じゃ、もしかして、フェロモン(笑)?

その次に逢ったときも、本当にほんの僅かだが、やっぱり恋人から何かが香っていた。
普通の人には絶対分からないだろうという程度の、微かな香り。
「ね、やっぱりいい香りしてるんだけど」
「つけてないってば。あ、タンスに匂い袋入れてるけど、それが服に移ったのかな?」

そうか、匂い袋だったのか。
そういえば、どことなく『和』の香りだった。
控えめで、嫌味のない、どことなく懐かしい香り。
それ以来私は、彼女のその香りに、完全にメロメロ(笑)。

匂いは記憶を呼び覚ますという。
恋人に逢えなくて淋しいとき、あの匂いを嗅げたらどんなに心満たされることだろうと何度も思った。
だが、悲しいかな、恋人の香りを留めているものは、私の手許には何もない。
いつか私も、同じ匂い袋を手に入れよう。


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| 内緒の話 | 20:47 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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