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キレイなオネイさんを呆れるほど観まくった その1

前エントリーで、「“キレイなオネイさん”の出てくる映画をゲットしてウハウハ状態な私」と言ったが、その日のツイッターで恋人から思いっきり指摘された、「それ、『ウハウハ』じゃなくて『ワクワク』でしょう?」と。
ああ、確かに(笑)。
そして、「落ち着いてください」とまで言われ…どんだけガッついてるんだか、私ったら(^^;)。

いや、だけどね。
諦めかけていたものが入手できた時点で、そりゃもうものすごい達成感で興奮状態なワケですよ、私は。
思わずガッツポーズなんかしちゃったりして。
だから、思わず「ウハウハ」と言ってしまったワケで(^^;)。

この1週間で何度観たことだろう。
キレイなオネイさんに目が釘付け…ってだけでなく、繰り返し見ることで、初回には見逃していた細部まで分かるようになり、これらの映画の深部まで味わうことができた。
大筋での主題、それは強く響くものが確かにあるのだけれど、ちょっとしたセリフや動きに背景や伏線が仕込まれていて、そういうのを見つけたときの面白さと言ったらない。
それらは時に監督の「お遊び」であったり、時に「皮肉」であったり、時に「暗喩」であったりするワケだけれども、見る度に新たな発見をすることが、また別の楽しみでもあったりした。

それらによって本来のテーマが色濃く見えてくることもあるワケで。
だから1回じゃダメなのよー。



『ストレートじゃいられない』のほうは、2年前の映画祭で観たと言った。
あのときは「宗教・人種・民族を根底とする価値観の違いは、我々日本人にはどうしてもピンとこないテーマで、はじめのうちはストーリーを追いかけるだけで精一杯…」と書いたが、今回改めて観ることでその辺は大分クリアになったと思う。
特に中東問題に絡んだセリフが何箇所かあって、初見では「???」だったのが、やっと「ははーん、そゆことね」と理解できたのがまず嬉しかった。

それと、レイラの妹がなにやら勘付くシーン。
これは日本語字幕だけではどうしても分からなかったのだが、その謎がやっと解けた。

icts-1.png

レイラの部屋にあった本の数々。
上からヴァージニア・ウルフの『幽霊屋敷』、マルチナ・ナブラチロワの『Being Myself』、ジャネット・ウィンターソンの『パッション・フルーツ』、同じくジャネット・ウィンターソンの『オレンジだけが果物じゃない』、サラ・ウォーターズの『荊の城』、そしてシャミン・サリフ監督自身の2作目の小説『Despite The Falling Snow』。

ヴァージニア・ウルフの作品にはレズビアン的要素が見られる作品がいくつもあるし、映画『めぐりあう時間たち』の中の彼女自身もその傾向があるように描かれている。
テニス界の女王ナブラチロワはこの著書の中でレズビアンであることをカミングアウトしているし、その後LGBT活動にも熱心なのは有名。
ジャネット・ウィンターソンとサラ・ウォーターズはどちらもレズビアンであることを公言している作家で、『オレンジだけが果物じゃない』は英BBCでTVシリーズ化されたほどの有名作、そして『荊の城』は映画化され日本でも公開されたから知っている人は多いんじゃないかな?

とまあ、ここまで来れば、イギリス人なら誰が見ても「あ、この人レズビアンに興味を持ってるんだな」って分かるように作られていたんだけれども、残念ながら私は英語に疎い上にここまでの情報・知識もなかったから、初見ではどうも話の前後がつながらなくてモヤモヤしていたのだ。
あー、スッキリした!



この映画、観れば観るほど大人しいはずのレイラが実は芯の強い女性なのだということが見えてくる。
どうしてもカミングアウトできないタラに、ある意味「それができないのなら、あなたとは付き合えない」的な態度をとるのは、ちょっとタラが可哀想な気もしたけど、そこで妥協しないところこそがレイラの強さなんだとも思えた。

レイラの場合は、周りに理解ある人がいてくれたのも大きいんだろうな。
真っ先に勘付いた妹がいて、「地獄に堕ちるわよ」という母親をたしなめ「大丈夫だ、心配ない」と抱きしめる父親がいて、更にはフラれた元彼と妹が結託してタラとよりを戻させようとする辺り、そりゃ出来過ぎでしょ?と思わなくもないけど、それがドラマ。
この元彼はホントにいい人だわ(笑)。
最後にちゃっかり妹とくっついちゃってて、まあ、観てるこっちもホッとしたけどね。

タラのほうは裕福な家庭で育ち(それもかなりの)、4回も婚約破棄してて(結果的には5回になったけど)、自由奔放なわがままお嬢様に見えたけど、裕福ではあっても体面ばっかり気にする母親、その母親にそっくりで皮肉屋の妹、その妹にまあよくお似合いのこれまた見栄っ張りな婿たちに囲まれ、この人たちじゃ到底理解者にはなり得ないことくらい容易に察しがつく。
こんな家族を露骨に毛嫌いする末の妹がいるけれど、タラが彼女の理解者であっても、彼女はタラの理解者ではないし。

そんな理解者がいない中でも、タラは「誰も傷つけたくはない」という思いが強い。
レイラと一度は別れる時も、「こんなの無理。家族は理解してくれないわ。あなたの人生を困難にしたくない」と言う、レイラには「あなたの保護はいらないわ」と返されるけど。
また、「婚約者を傷つけたくない。誰も犠牲にしたくない」とも言う、「犠牲にするわ。あなたの人生はとりわけ」と返されるけど。

レイラの言ってることは確かにその通りなんだけど、タラの「誰も傷つけたくない」気持ちもすごく分かる。
誰かを傷つけることで自分が痛い思いをするってことは、私もイヤというほど知っているから(^^;)。

2年前に観たときは、好みのタイプにどストライク(笑)のレイラに肩入れしちゃったけど、今はタラに共感するところが大きいかも(^^;)。

そんなタラがひと皮むけてレイラの前に現れるシーンが好き。
自尊心を身につけたタラの堂々としたことと言ったらもう。

最後にかなり「萌え~」なシーンもある(笑)。

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何度観ても飽きないから、また今夜も観よう。



もう1本の『あかね色のケープタウン』については、次エントリーで。

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| 日常 | 21:50 | comments:2 | trackbacks(-) | TOP↑

COMMENT

観まくりました!!

エモさん、ありがとうございます!
エモさんのおかげで私も観まくることができました!(笑)

もう本当にウハウハですねー。
ウハウハ以外、言い様がありません。
レイラ可愛い!!
レイラのほうがネコっぽいと思ったけれど、
案外逆かな?とか
いろいろ楽しく鑑賞させていただきました(笑)

元彼はどちらもいい人だし、
お父さんも・・・
レイラのほうはもちろん、
タラのお父さんも
「結婚キャンセル保険」をつぶやくなど
結構いい味出してましたね(笑)
いかにも娘に甘いお金持ちのお父さんぽかった。

出演する男たちにとりたててイヤな奴がいないのは
監督の気配りかと思っちゃいました。
「自由な女でゴメンネ」って感じですね(爆)

今日もまた観ます!!(笑)

| ネル | 2011/07/09 06:53 | URI | ≫ EDIT

ネルさま

観れましたか?よかったー(^o^)!
ネルさん、きっとDLするんじゃないかな?って思ってました(笑)。
「ウハウハ」を共感していただけて嬉しいです(^^;)。

> 出演する男たちにとりたててイヤな奴がいないのは
> 監督の気配りかと思っちゃいました。
> 「自由な女でゴメンネ」って感じですね(爆)

なるほど、面白い視点ですね。
確かに両方の父親はいい人でした。
やっぱり男親は娘に弱いのかな(^^;)?
自由な女…自由な生き方、考え方、それらがもっともっと周知、浸透していくといいのになあ。
この映画、ホントに大勢の人に観てもらいたいって思います。

| エモ | 2011/07/10 13:23 | URI | ≫ EDIT















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