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向田邦子の水ようかん その1

向田邦子という作家がいた。
小説家で、エッセイストでもあったけど、私の中ではやっぱりテレビドラマのシナリオライターとしてのイメージが大きい。
『だいこんの花』、『時間ですよ』、『パパと呼ばないで』、『寺内貫太郎一家』、『阿修羅のごとく』、『あ・うん』…どれも懐かしい。
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そして、久世光彦演出によって彼女の死後も続いた『向田邦子新春ドラマシリーズ』。
田中裕子が常連キャストだった。
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毎年お正月が来ると、このドラマを楽しみにしていた。
昭和のホームドラマを代表する作家だったと思う。



嘗て赤坂に彼女の妹が営む「ままや」という小料理屋があって、何度か通ったことがあった。
既に向田邦子は亡くなっていたけれど、そこに行けば彼女の世界観、彼女の作り出すドラマの雰囲気が少しでも味わえるんじゃないかと思って通っていた。
店は狭くて常連客がほとんどだったけど、ドラマ通りの温かい家庭料理でもてなしてくれる店だった。



読書家である恋人が、「すごくいいから読んでみて」と、ある日一冊の文庫本をくれた。
向田和子著『向田邦子の恋文』という本だった。
そう、この著者が「ままや」を営んでいた向田邦子の妹だ。

前半が向田邦子と恋人との手紙のやりとり。
その恋人というのが実は妻子ある人だった。
妹の和子が姉の死後遺品の中にその手紙を見つけて、後半は妹目線での姉の恋愛をエッセイにしてる。

私がテレビっ子で、上に挙げたドラマをよく見ていたという話を恋人にしたことはあったけど、それは「こういう昭和のホームドラマが好き」と言っただけで、「向田邦子の書くドラマが好き」と言ったことはなかった。
だから、恋人も向田邦子に興味があると知ってちょっと驚いた。

ちょっと驚きはしたけど、恋人と私の間にまた共通項が一つ生まれたっていう喜びのほうが、あのときはずっとずっと大きかった。
だってあの頃の恋人は、「芋焼酎より麦焼酎が好き」だの、「こしあんよりつぶあんが好き」だの言ってたからなあ、よりによってこの私に向かって(笑)。
貴重な貴重な共通項というワケです。



私は『向田邦子新春ドラマシリーズ』で田中裕子が演じる女性を、どこか向田邦子自身だと思って見ていた記憶がある。
著書の中で妹・和子の書く向田家の人々は、これらのドラマのイメージにそっくりだった。
そして、手紙のやりとりから窺える向田邦子自身の恋愛も、ドラマ以上にドラマだった。


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初めてのあんこ作りであんなアブナイ目に遭っていたにも拘らず、手作りの満足感と恋人からの高評価に味を占めた私は、再び水ようかん作りにチャレンジする気まんまんだった。

前回のレシピでも満足のいく出来だったけど、もうちょっと別のレシピも試してみようかなと思ってネットサーフィンしていたら、「おや?」っと思う記事に出会った。
「水ようかん」で検索したのに、何故か「向田邦子」の文字が見える。

そこには、向田邦子が自らを「脚本家というよりも水ようかん評論家」とまで言うほどの水ようかん好きだったという話が載っていて、更には彼女がこよなく愛したという水ようかんの再現レシピまであった。
知らなかった、向田邦子にそんな一面があったなんて。

その瞬間、「これ作る!絶対作る!作って恋人に食べさせる!」と思った。

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続きます。

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