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期待以上 その2

初台にある『東京オペラシティ』、ここのコンサートホールは別名『タケミツ メモリアル』と言う。
作曲家の故・武満徹氏の名を冠しているのだそうだ。
設計段階からプランニングに携わり、惜しくも完成直前に亡くなられたのだという。

恋人曰く、「まだ行ったことないんだけど、完成当時からずーっと行きたかった!東京で一番美しいコンサートホールだと言われているし、音響効果の評判がとてもとてもいいのです」。
更にはココを紹介し、「見て!なんて美しいの?うっとりしちゃう~!これは建築物好きの心もくすぐられます」と熱く語る。
そう、恋人は建築好きなのだ。

実は以前一度ここを訪れたことのある私なのだが、いや、そんな素晴らしいホールだとは知らなかった(^^;)。
だから、そのときの記憶はあまり濃くない。
熱く熱く語る恋人が未だ行ったことがないのに、あまり関心のない私が先に行っちゃったというのはなんだか申し訳なく思えてくる。
でもいい、今回恋人と一緒に行くことで思い出を上書きするんだから。

この日、恋人がチケットを手配してくれたのは『サンクトペテルブルグ室内合奏団』によるクリスマス・コンサート。
このオーケストラ、毎年12月に来日していて今年で10年連続だという。
あるシーズンだけ日本で稼ぐってところが、なんだかベンチャーズみたいだな(笑)。
いやいや、それだけリピーターが多いってことなのね。
クラシック音楽にそれほど詳しいワケではないが、曲目を見ると素人でも馴染みのある曲が結構あって、これなら私でも楽しめそうだ。



2階席真っ正面のすごくいい席をゲットしていてくれた恋人に感謝。
1階席よりも全体が見渡せるし、音も反響していい感じ。
本当はいけないのかもしれないけど内緒でパチリ(^^;)、開演前ということで勘弁してもらおう。
IMG_0134_convert_20091220101146.jpg

ピラミッド型の上方は一面だけが天窓になっていて、この日は快晴だったので自然光がたっぷりと入り込んでいた、それがとても印象的(上演中はもちろん遮光になるけどね)。
建築には詳しくない私だけれど、純粋に『美しい』と感じた。
況してやその外観のみならず、機能的にも最高の設計をされているというのが素晴らしいと思った。
『機能美』と言うけれど、本来『機能』と『美』は全くの別もの。
これを並立させている究極の作品には、ある種の畏敬の念を抱かずにはいられない気がした。

「ここはね、完成しても1年間は何も上演しなかったんだよ」

木というものは切ったあとも呼吸している、時間と共に木が馴染んできて、完成直後とは微妙に形を変える。
その分も見越した上で、最高の音響になるように1年間の空白を設けてあるのだという。
そういう薀蓄を恋人の口から聞くことで、ここでの思い出がいっそう濃く上書きされた気がして嬉しかった。



客電が落ち、演奏が始まる。
心地のいい音楽に、うっかり目を閉じようものなら夢の世界が待っている…イカン!イカン!(笑)
休憩時間に恋人が「目を閉じて聴いてたらさあ、2回くらいカクンってなっちゃった(^^;)」と白状していたが、私の斜め前のオバサマはスースー寝息を立ててたよ(笑)。

曲目は、知ってるのもあれば知らないのもあり。
でも、「おお!これを演奏してくれるとは!」と感動したのが一つある。
『カヴァレリア・ルスティカーナ』というオペラの中から『間奏曲』、これ↓。


この曲が何故好きなのかというと、『ゴッドファーザーⅢ』のラストシーンで使われてるから(^^;)。
聴きながらあのラストシーンが目に浮かんできて、もう目がウルウルした。

コルレオーネ・ファミリーを揺るぎないものにしたドン・マイケルだったが、息子のアンソニーは父の違法ビジネスを嫌いオペラ歌手への道を進む。
そのアンソニーのデビューとなるのが『カヴァレリア・ルスティカーナ』、これを観にいった帰りにマイケルを狙った銃弾が娘メアリーの胸を貫く。
最愛の人を失い、嘆き悲しむマイケル。
そして自身も病魔に冒され、生まれ故郷のシチリアで独り寂しく息を引き取る。
のどかな田園風景の中、寂れた教会の前庭にあるベンチに座るマイケル、傍には子猫が1匹。
眠るように首をうなだれ、そのままベンチから崩れ落ちるが、誰も気付く者はいない。

『カヴァレリア・ルスティカーナ』、マスカーニ作曲のこのオペラはこんなに美しい旋律の曲を持ちながら、ストーリーはもの凄いドロッドロの愛憎劇。
不貞と殺人、犯した罪と罪悪感、最愛の人を失った嘆きや悲しみ。
シチリアが舞台ということもそうだが、映画のラストストーリーとこのオペラが完全にリンクしている、そこがこの映画の見どころなのだ。

「だからね、それを分かってて映画観るのと、分かんないで観るのとじゃ大違いなワケよ!」

帰りの電車の中で延々と熱く語る私に、恋人は「ま…よく分かんないけど、いいんじゃない(^^;)?」といった表情で微笑んでいた。
いいのいいの、分かんなくても。
恋人は、『何かを熱く語るエモ』が好きなはずなんだから(笑)。

意外な一面を見せたことでちょっと恥ずかしくもあり、それでいて、私をよりいっそう知ってもらえたことが嬉しくもあった。


↑よろしかったら一押しお願いします


見たい方はあんまりいらっしゃらないと思いますが、私が見たいので貼っときます(笑)。



子猫だとばっかり思ってたんだけど、子犬にも見えるなあ、しかも2匹(^^;)。

| ふたりのこと | 00:05 | comments:4 | trackbacks(-) | TOP↑

COMMENT

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このコメントは管理人のみ閲覧できます

| | 2009/12/22 12:46 | URI |

12月22日 12:46 の鍵コメさまへ

この曲、いいですよね~♪
映画は…ま、まあ好みがありますので(^^;)。
そうですか、進展があったのですね。
いろいろ思い悩むことはあると思いますが、
お互いにとっていい方向に進めるといいですね。
今日は2つアップしときましたから、
暖をたっぷり取ってください(笑)。

| エモ | 2009/12/23 17:23 | URI | ≫ EDIT

Re

ふらら、立派なホールでの演奏は30回中、28回寝てるなぁ。
音楽がここちよくて、寝てしまうんだよね。
ふらら、大きな建物見るの大好き。
オペラシティは、美術館に行ったことはあるんだけど
ホールは一度もないんだよね。
すごい、かっこいいね。
行って見たいなぁ。
でも、寝ちゃうだろうなぁ(笑)

| ふらら | 2009/12/24 15:37 | URI | ≫ EDIT

ふららちゃん

『30回中、28回』ってものすごい高確率ですなあ(^^;)。
じゃ、ふららちゃんプラネタリウムもきっとそうでしょ(笑)?
でもさ、心地よい音楽ってしょうがないよねwww。
オペラシティって美術館もあるの?
じゃ、今度そこ行ってみよう。
コンサートホール、1回行ってみて!
ピラミッド型がね、なんかスピリチュアルな感じなの(^^;)。
寝ててもいいから、建物だけでも見てきてごらんよwww。

| エモ | 2009/12/24 16:31 | URI | ≫ EDIT















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