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クリスマスに

girls_at_christmas_tree.jpg


うまく都合がつけられず先々週は「夜の部」、先週は「朝~夕方の部」と2回に分けたクリスマスデートを、彼女はどちらもとても喜んでくれた。よかったぁー。笑顔や弾んだ声にホッとする。「ヨーロッパ流クリスマスマーケットと、七輪での焼鳥」、「築地市場とクラシックコンサート」。動線や日時ばかり優先するから、トータルコーディネートがまったくなってないプラン。でも、“なんでもあり”の大人らしいと思えばこれもまたよし。そうでしょう? いいよねえ?

だいたいが楽しいかどうかよりも、寂しいか寂しくないか、が浮き彫りにされてしまうようなこの時期。日頃は「貧乏暇なし」を地でいっている私も、こんなシーズンに大事な人をしんみりした気持ちにさせるのは切ない。誰もが誰かを求めているけれど、めぐりあえたり、しかもその相手と互いの愛情を信頼し合えるなんてことは、ホントは奇跡に近いのだ。ちゃんと大切にしよう。厳密な意味では“不変なもの”などたぶんこの世にないとわかっていても、クリスマスの非日常性になら“永遠”の可能性も見える気がする。普段は無粋なリアリストだって、恋のために浮き足立ったり、夢をつぶやくような甘さを今月は満喫すればいい。


近所の住宅街には、雪や星のモチーフいっぱいのデコレーションがにぎやかで、その中の一軒…玄関にとびきりセンスのいいリースが飾られた家を、私は毎年特にうっとりと眺めている。そこのうちには小さな自転車が遊び疲れた持ち主を思わせるようにいつも斜めにたてかけてあるので、きっとイブにはサンタクロースが来るのだろう。私がサンタを信じていたのはいつまでだったか。

のんきな子ども時代。12月24日の夜は、母が用意するごちそうや不二家のケーキが楽しみだった。翌朝、枕元で発見するのは大きな地球儀やケストナーの少年少女全集など、それが親の考えだったのか、どこか「教育的」だったりした。だからこそある年、自分がねだったこともない「お人形」が置かれていたのには驚いたものだ。妹にはリカちゃん、私にはスカーレットちゃん。当時大人気のリカちゃんはフリルのついたワンピースを着ていたけれど、私のスカーレットちゃんはサブリナパンツをはいていた。大柄でバタ臭い顔立ちをしていて、それが強烈にカッコよく、すぐこの“彼女”に一目惚れ…(笑)。元々リカちゃんには可愛らし過ぎる媚びを感じ、なんの興味も抱いていなかったので、サンタクロースがどうして私以上に私の好みを知っているのか、嬉しいと同時に不思議でもあった。

親よりも友人との付き合いがすべてだった高校生の頃は、クリスマスは友だちとバカ騒ぎするための日にすぎなかった。午後から5人ほどの仲良しグループで同級生の家に集まり、ウィングスやホール&オーツのウィンターソングをかけてプレゼント交換をした。大学生を思わせる大人びたバインダーなどをみんな予算内で用意してきたのに、ひとり、ウケ狙いでタワシを包んできたひょうきん者もいたっけ。プレゼントを回しながら、まさにそのタワシラッピングが本人のところにきたときBGMが終わり、全員で「あほだ」「バカだ」と涙を流して大笑いしたのを覚えている。

それから社会人になり、20代のときはいくつかのムードあるクリスマスと、そうでもない…しかし今となってはむしろ思い出深い数々のクリスマスを経験してきた。考えてみれば、「師走」で「月末」にも関わらず余裕があるなんて、よほど前からしっかりスケジュール管理ができている人! 若い時分の私や同僚はそういうタイプではなかったので、イブの夜も仕事ということはざらにあり、クリスマスソングの流れる有線放送を聴きながら宅配ピザをつまむ年のほうが多かったかもしれない。男女とも互いに「恋人にふられるぞ~」と言いつつコピーを取り、キーボードを叩き、そんな自分たちをわざとやけくそ調にちゃかして大声で『もろびとこぞりて』を歌っていた。突然のトラブルのため本当に徹夜仕事だったときには、さすがに「あたしら何してんの…」などと呟きあってめげたが、夜中、部長が連れて行ってくれた屋台のおでん屋で「これじゃメリークルシミマスだな」と世界一しょーもない駄洒落を聞かされ、「勘弁してくださいよぉ」とまた笑うことができた。


本当に、思い返せば“あの夜”も“この夜”も次々と浮かんでくる。そしてそれがロマンチックであってもそうでなくても、クリスマスには、いつもより少しだけ優しくなれた瞬間があったのだと思い出せる。だから明日、今年のHolly Nightにはベランダへ出て、過ぎ去った時をいつくしみながら、その優しい気持ちをくれた人たちに感謝しながら、自分の幸福の記憶を大気にとかそう。私は信じている神がないし、祈りの言葉も持たないけれど、ちっぽけな温かい気持ちが世界のどこか見知らぬ人にも届きますように、と願っている。みんながそうすれば、それはまた豊かになって一人一人のもとへそのうち還ってゆくだろう、とも思う。

Joy to the World! Joy to the L World!
このブログを訪れてくださる方々にも、穏やかな心を持てるクリスマスでありますように。


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このエントリーは、管理人エモと一番仲良しのQによるものです。
私たちは管理人がプロフィールに使っている画像に似た人相で(!)、昨年のクリスマスにこれを初めて見たとき、「そっくりだと思わない?」「ほんとだ!」と自分たちだけでウケていました。でも1年経った今年、右の彼女のヘアースタイルはがらりと変わり、左の人の全体シルエットにも変化があります。

いや、あの。あのね。
二重あごラインは変わってないですが、若干押され気味というか迫られ気味(?)に見えるこの画像。いまは違ってるっつーか。…左の人ももっと前に乗り出している気がするんです!



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| ハクション大魔王 | 16:55 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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